崩壊
もう何も見たくない。
聞きたくない。
いやだ。いやだ。いやだ。
事実を認めて一から始めようとする私と、過去に戻ろうとする私がいる。
「君が望む幸せを手にしたらいいよ」
君が傷付く姿は見たくない。
でも、本当は君が傷付く姿を望んでいる。
高校時代から想っていた人に君がふられることを。
そうすれば、もう一度君が戻ってくるんじゃないかって。
馬鹿なことを思っている。
キタナイ。ミニクイ。オロカモノ。
ズルズルと引きずって。
勝手な行動をとって。
そして自分の体を傷付ける。
いい加減、成長しろよ。